:2024:11/24/16:46 ++ [PR]
:2007:04/16/18:47 ++ 第1章 簿記の基礎
1 簿記の意味
問題
・魚屋を始めようと考えています。必要なものは何でしょう??
・魚(商品)
・包丁
・土地
・お金(現金)
・働く人
・店(建物)
・氷
・パック(魚入れ)
・机(備品)
・車(車両運搬具)
・水槽(備品)
・値段を書く紙
・まな板
・計算機(備品)
etc...
企業 ・商品の仕入れ、販売
・広告宣伝
・従業員への給料の支払い
・銀行からの借り入れ 等
↓
「経営活動」を行っている。
「簿記」とは、経営活動を一定のルールにしたがって帳簿に、「記録・計算・整理」する技術のこと。
2 簿記の目的
① 企業がどのくらいの現金や商品をもっているか。
銀行からどのくらいの借入金があるか。
どのぐらいの土地をもっているか。 等
↓
一定時点の「財政状態」を明らかにする。
② どのくらいの売り上げがあったか。
どの仕入れがあったか。
どのくらいの給料の支払いがあったか。 等
↓
利益はどのくらいかなど
一定期間の「経営成績」を明らかにする。
一定時点の「財政状態」と一定期間の「経営成績」を明らかにすることにより、
企業の経営が健全であるかどうかを判断し、将来の経営に役立てることができる。
3 簿記の種類
①記帳方法の違いによる分類
・企業の経営活動を、定められた記帳の方法にしたがって、組織的に記録・計算・整理する簿記
・今日、最もすぐれた簿記として、ひろく用いられている。
↓
複式簿記
・とくに定められた記帳の方法はなく、現金の収入と支出をもとにして、記録・計算・整理する簡単な簿記
・小規模な企業における記帳や家計などの記帳に用いられる。
↓
単式簿記
②適用される業種による分類
・商品売買業において用いられる簿記 商業簿記
・製造業において用いられる簿記 工業簿記
・銀行業において用いられる簿記 銀行簿記
今から学んでいくのは、「複式簿記」による「商業簿記」
4 簿記の歴史
最古のものは、1494年 ベニスで出版 ルカ=パチョーリの「スンマ」
日本では、1873年(明治6年) 「福沢諭吉」の「帳合之法」が最初の簿記書
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